4月から熊日の夕刊に連載中。
毎週土曜日の一筆。6月4日(土)の投稿文です。
『アスリートの力』
ロアッソ熊本は今年2月の開幕から絶好調の3連勝。
一時は首位に立つなど今シーズンは何かをやってくれそうな予感。
(※ 写真は開幕戦の模様)そんな中での熊本地震・・・。
「サッカーができる状況ではない・・・」
全選手が最初に思ったことだそうです。
自宅が倒壊し避難所生活を余儀なくされた選手もいる中、
自分たちにできることは何かを問われ、
結果ロアッソ熊本の選手達は
避難所での支援活動や子供達とのサッカー交流会などを始め、
サッカー選手であるのと同時に
県民の一人であるという証を示しました。
(※ 嘉島町避難所横でのサッカー交流会の様子)震災から約一ヵ月後、
満足な調整ができないままリーグ戦復帰。
その一週間後も試合。
共にピッチに立つ選手達は
壊れそうな身体を奮い立たせながら満身創痍の90分。
全身が痙攣する選手もでたほどです。
(※ 練習風景)ただ、敵味方なく熊本の復興を願っての大声援。
「県民に元気を!子供達に夢を!熊本に活力を!」の
言葉以上の力に満ち溢れた瞬間です。熊本の選手やサポーターは
そんな全国からの支援への思いに感謝を伝え、
復興への決意を誓います。
先週の復帰3戦目の舞台は神戸。
スタジアムには阪神大震災を経験したサッカーファンも多く駆けつけました。震災後の試合は全てが特別なもの・・・。
選手達は「この声援に勝利で応えたい」との思いを
今は誰よりも強く抱いています。
この夕刊が届いている時は
岡山での復帰4戦目の結果が出ている頃でしょう。
(※ 残念ながら敗戦でしたが復帰後初ゴールはうまれました)サッカーに限らず
バスケトボール、ハンドボール、バドミントン、野球、ゴルフなどで活躍する
多くのアスリート達が自分にできることを探し、
その魂が熊本のエネルギーに繋がっています。
個人的に
熊本県出身のプロアスリートの友人知人が沢山います。皆が持つ郷土愛の深さには涙が出ます。
驚くほどの強いものを感じます。
それぞれの舞台で懸命に競技に打ち込み
復興のエネルギーを発信してくれています。
そして、先日の試合では見事復帰後初勝利!
鳥栖のスタジアムでカモンロッソ!
スカパー見ながら込み上げるものがありました。
明日も頼みます!
午後4時から群馬との試合です!
何となく付けたテレビに「カモンロアッソ!」の場面観ました。
ルールーも知らないし、選手は「巻さん」しか知らないし、背番号?
も知らない私ですが 涙が出ていました。
スポーツの力ですね!
チャンスあったらぜひスタジアムで!