前震と本震

7年前の熊本地震。

2016年4月14日 21時26分に発災。

そしてその翌々日

2016年4月16日 深夜1時25分に再び発生した大地震。

前震と本震という言葉。

恥ずかしながらあの時初めて知った言葉でした。

本震の時は会社に泊まっていたので

前震に続いて

私がヘルメットをかぶってスタジオに駆け込んでいました。

 

 

入ってくるニュースは

信じがたい状況や目を覆いたくなるような光景ばかり。

おまえより泣きたい人は沢山いるはず。

おまえは泣くな。

こうゆう時こそ冷静に落ち着け。

一つでも多くの情報をしっかりと伝え届けることが使命なんだと

自分に言い聞かせていました。

 

 

上空から見た被災地の様子。

福岡から飛び立ちヘリリポート。

ブルーシートで覆われた熊本の景色をみているうちに

悔しさや悲しみが

抑えられない感情となり溢れ出てしまったこともありました。

 

 

全国各地からの応援部隊。

熊本の現状を全国へ発信するために

報道スタッフと共に

中継車や機材や非常食なども沢山やってきました。

凄い力です。

 

 

被災地に入る

復興ボランティアの人の姿も日に日に多くなっていました。

どんなかたちであれ

自分にできることを探し行動する力。

人と人との絆の強さ

感謝と感動を覚えた印象的な光景です。

 

 

『乗り越えられない試練はその人には与えない』

一人で乗り越えられない時は

まわりの人の力を支えに乗り越えていくこともできる。

人は一人じゃない。

そんな思いが

多くのかたの行動と共に

被災者の言葉も変化していくという

まさに言葉の力というものも実感することがありました。

明日はそんな思いを綴ります。