今日の夕方4時から!


今年は九州北部豪雨から10年の年…。

辛い記憶を呼び起こすようですが

梅雨時期になるとあの時の経験を糧に生活をしなければいけない。

そんな思いにもかられます。

 

 

10年前の私は

甚大な被害をうけた阿蘇の現場に行き取材をしていました。

川の近くでは

川の水が溢れ出し濁流が勢いよく地域の道を流れていました。

 

 

多くの家屋が損壊または床上浸水。

為す術がないとはこのことだと話される方も多くいます。

これでもまだ水がひいてきた時の状況です。

 

 

ガードレールは水の勢いで折れ曲がり

そこには沢山の草や流木が絡みついています。

水がひいた後も

道を歩くのにも緊張感があります。

 

 

自宅の復旧作業にあたっていた方にもお話をうかがいました。

復旧作業の中、

日常を取り戻すための思いを

大変な時にもかかわらず私たちに伝えてくれました。

 

 

カルデラの阿蘇。

川から流れでた泥も火山灰を含んだ粘土質のもの。

きめが細かくねっとりしていてとても重たく感じるんです。

一日二日で何とかなる状況ではありません。

 

 

RKKでは

今日の午後4時から報道特別番組をお送りします。

番組進行を担当するにあたって

実は10年前に訪れた阿蘇の地を再び巡ってきました。

 

 

阿蘇は既に殆どの田んぼで田植えが終わり

収獲に向けて夏本番を待つばかり。

ただ、毎年くる梅雨時期の不安や心配は尽きないようです。

 

 

10年前にお話を伺った方にもお会いしました。

10年ぶりの再会。

10年前のこと、

これまでの10年のこと、

そしてこれからの思いなど話を聞いてきています。

 

 

当時氾濫した川は

穏やかに地域の日常に溶け込んでいました。

集中豪雨の恐ろしさ…。

経験した人にしか分からないことが沢山あるようです。

 

 

私は10年前と10年後の今…。

現在はどのようなハード面とハート面の対策がとられているか。

現地での取材を通して

私なりにお伝えできればと思います。

 

 

他にも

防災の観点から備えておくべきこと。

気象予測や情報発信の変化。

白川沿いで起きたことやその後の復興状況など…。

来たるべき本格的な雨のシーズンに向け

熊本県民の命と財産を守るべく番組をお送りします。

記録と記憶を教訓に

自然災害との向き合い方や対策の仕方を改めて考えていきましょう。

是非ご覧ください。


2つのコメントがあります

南区の肉じゃが

観ました。
観てて「怖い」「何で毎年 繰り返すんだろう、これが自然災害?」
私も 数年前は「家は建物の3階だから大丈夫なんじゃ?」と思っていました。
1階だろうが、3階だろうが被災するときはするんですよね、被災しても最小限に留めておく
考え、知恵があればいいのですよね。

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キムカズ

ありがとうございます。
経験を知恵に変えて備えていくしかないですね。
まずは命を守る行動を…。早めの避難等心掛けていきましょう。
今後何も起こることのないよう願います。

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