熊本城の長塀


熊本城の入口に鎮座する
加藤清正公のの銅像。
なかなか
むしゃんよか姿です。
多くの観光客がここで記念撮影もしています。
この銅像の後ろが
熊本城を囲むように流れる坪井川。
穏かな川のせせらぎと
ゆったりと泳ぐコイやフナなどの魚達。
熊本地震の傷跡を残しつつも
ここ一帯は熊本の憩いの場の一つとなっています。
ただ、
今のこの風景には
何かが足りないというか
何かがなくなっているんですよね・・・。
そうなんです。
熊本地震のよって倒壊した長塀が外されています。
もちろん修繕と再建の為です。
ちなみに
震災直後はこのような状況でした。
長塀は坪井川側に倒れてしまっています。
長塀の内側というか
熊本城内からの様子も見る機会がありました。
竹の丸あたりからです。
通常は立ち入り規制がされているところです。
幾重にも重なり
天守閣をバックに見事な景観を作り出してた
城内の石垣は崩れたままとなっています。
修復の手が回っていない状況のようです。
立ち入り禁止内の
更に立ち入り禁止エリアになっていますね。
4段~5段ほどの石垣も
見たとおり崩れたままになっています。
驚いたのは
一つだけ飛び出している手前の石垣・・・。
上下は無事でも
真ん中だけ飛び出している状態です。
大きな横揺れの激しさを象徴している感じですね。
熊本城の石垣は約3割が倒壊。
修復が必要な部分はそれ以上との声もあります。
一つ一つの石垣を組み合わせ
足りない部分は新しい石垣で補っていく・・・。
石工さんの数も限られており
完全修復までの道のりは短くありません。
熊本城に限らずですが
熊本地震からの復興・復旧には時間とお金が掛かります。
現状を風化させず伝えていくことも大事なのでしょう。
今度の金曜日で
熊本地震前震から一年になるんですね。
特に今週は
私の見た最近の熊本をお伝えしていきます。


2つのコメントがあります

草団子遥

確かに、長塀が無くなっていますので違和感を感じています。

昨日、びぷれす熊日会館に出向き「検証熊本地震〜」を見てまいりました。自分が借りている官舎も大きく傾き、引っ越しを余儀なくされ、思い出したくないと思っていましたが、糸永アナのブログを見て勇気を出し、行ってまいりました。

熊日の記事、写真、そしてRKK報道部の様子。涙が止まりませんでした。中でも電波が来ずにTVでの報道ができなかった時、キムカズさんのラジオで状況を懸命に伝える様子を映像で見て、更に涙が。まだまだ揺れているのにヘルメットも被らずに落ち着いた様子で県民に伝えるその背中にプロを感じました。

会館を出て、涙も拭えないうちに、一寸一服で糸永さんにお会いし、「見てきましたよ」とお伝えしました。

思いをどうしても伝えたく長文になってしまい、大変失礼いたしました。

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キムカズ

メッセージありがとうございます。
あれから一年がたとうかとしています。
何が起きるかわからない状況にそなえ
ハードもハートも少しずつ復興ですね。

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