離合(りごう)


キムカズの気まぐれ肥後弁講座~!

第15弾と参りましょう!

ちなみに、

キムカズ発信ではvol.39にもなるんですね~。

今回は自動車運転編。

自動車に乗っていたり、運転していたりする時に

よく使われるであろう肥後弁(熊本弁)を紹介します。

10052701.JPG

まずは、

タクシーなどに乗っていてT字路にぶつかったとしましょう。

10052702.JPG

先の突きあたりを、

右に行って欲しい、あるいは左に行って欲しい時!?

肥後弁では…、

10052703.JPG

丁寧語か?ともとれるこの表現…。

なんと!肥後弁では「右」や「左」に「さん」を付けます。

「さ~ん」と延ばすほうがよりリアルです。

ちなみに、

肥後弁では「さん」だけではなく「ちゃん」も付けます。

「あっちゃ~ん、こっちゃ~ん」てな具合に…。

すごいでしょ!

敬称ではないんです。覚えておきましょう!

さて、

続いては、

目の前が渋滞していた時に使う熊本的表現を紹介します。

10052704.JPG

「うわ~渋滞してるな~」とか、

「うわ~混雑してるな~」などと、

「渋滞」「混雑」という言葉を使うのではなく、

熊本では一言!

10052705.JPG

ものの大小は関係なく、

咽にものが「つかえる」のはもちろん、

車で道が塞がっている状況も「つかえとる」ということが多いんですね~。

確かに、これも「つかえて」ますもんね~。

では、

最後に、

車と車がすれ違う時の肥後弁も…。

10052706.JPG

いろいろ調べてみると、

これは熊本に限った表現ではないようなのですが、

初めて聞いた時は、

私には完全に???

熊本では車がすれ違うことを当然のごとくこう言います。

10052707.JPG

「離合」…?

表現として完全な間違えではないようなのですが、

ただ、本来の「離合」の意味は…、

10052708.JPG

政治などでよく使われる表現ですよね。

ちなみに、

車がギリギリですれ違う時は、

「あ~、離合、りごう、リゴウ、離合、りごう、リ~ゴ~ウ~…」

と、語気を強めながら何度も繰り返すことで、

「道から落ちないように気をつけて~」とか、

「すれ違う車とぶつからないように~」という意味をしっかりと込めます。

「すれ違い、すれ違い、すれ違い~」…。

言いにくいし、伝わらないかも…。

運転者に更なる注意を促すにはもってこいかもですね~。


5つのコメントがあります

リナ

あ~、全部使ってる~!熊本を離れて暮らしていますが、ちょっと聞いたりしただけですぐ熊本弁に戻ります(笑)車の熊本弁もわかるのですが、私的には『ばっ!』がツボでした…(笑)今でも実家に帰った時にしょっちゅう使います。

★キムカズです★

「ば」は基本ですよね!
「ば」より「ぶぁ」の方が発音としてはリアルですかね…。

リナ

かなり強めに言うのがコツですよね(笑)最近は熊本人もあまり『ばい』や『ばってん』を使わないって言われてますが、実家は田舎のほうなのでバリバリ現役です!言葉が荒いのか、熊本市内に住む姪っ子たちは私と母の会話を聞いて『ケンカしている!』と思って固まっていました(笑)

saibikan

ありゃ?
離合が方言(?)っぽかったとは!!
知らんかったです。
でもそれは肥後弁というより九州弁っぽい?
皆に聞いてみよかなあー

かわち

こんばんは。離合って、すれ違いという意味で使ってました(^^;山道の狭いとことかで車にあったら、少し広めの所までバックして道を譲ったり、逆に譲られたりしますが、その場所を離合する所と使ってます。山道の話になると、『あそこら辺は、離合するとこがなかもんな~』といいます。TVで、盆正月などの渋滞を見ると、つっかえとるね~といいます。あと、やっぱり、右さん、左さんとよくいいます。道を聞くときも、「右?左?」じゃなく、「右さん?左さん?」といいます。時々は、探し物をしてるときに聞くのも、「上さん?下さん?」といいます。外も外さんといってます。子供に「裸足で外さんでなんなよ」といったり(^^;道にも道さん。道路もたまに道路さん。畑も畑さん。田んぼは「たんなか」とか「たんなかさん」畦道はあぜさん。家もたまに家さん。車もたまには車さんになります。どこかを指差して、「あそこに持っていって」を「あすこさん、もっていきない」ともいいます。たまに、炬燵も炬燵さんになったり…もしかしたら、何にでもじゃないけど、さんをつけるのは球磨郡だけかも(^^;ついでに、縁側を『おえん』急須を『ちょか』小皿を『手塩皿』ともいったりします。

コメントは閉鎖されています。