離合(りごう)
Posted by キムカズ
キムカズの気まぐれ肥後弁講座~!
第15弾と参りましょう!
ちなみに、
キムカズ発信ではvol.39にもなるんですね~。
今回は自動車運転編。
自動車に乗っていたり、運転していたりする時に
よく使われるであろう肥後弁(熊本弁)を紹介します。
まずは、
タクシーなどに乗っていてT字路にぶつかったとしましょう。
先の突きあたりを、
右に行って欲しい、あるいは左に行って欲しい時!?
肥後弁では…、
丁寧語か?ともとれるこの表現…。
なんと!肥後弁では「右」や「左」に「さん」を付けます。
「さ~ん」と延ばすほうがよりリアルです。
ちなみに、
肥後弁では「さん」だけではなく「ちゃん」も付けます。
「あっちゃ~ん、こっちゃ~ん」てな具合に…。
すごいでしょ!
敬称ではないんです。覚えておきましょう!
さて、
続いては、
目の前が渋滞していた時に使う熊本的表現を紹介します。
「うわ~渋滞してるな~」とか、
「うわ~混雑してるな~」などと、
「渋滞」や「混雑」という言葉を使うのではなく、
熊本では一言!
ものの大小は関係なく、
咽にものが「つかえる」のはもちろん、
車で道が塞がっている状況も「つかえとる」ということが多いんですね~。
確かに、これも「つかえて」ますもんね~。
では、
最後に、
車と車がすれ違う時の肥後弁も…。
いろいろ調べてみると、
これは熊本に限った表現ではないようなのですが、
初めて聞いた時は、
私には完全に???。
熊本では車がすれ違うことを当然のごとくこう言います。
「離合」…?
表現として完全な間違えではないようなのですが、
ただ、本来の「離合」の意味は…、
政治などでよく使われる表現ですよね。
ちなみに、
車がギリギリですれ違う時は、
「あ~、離合、りごう、リゴウ、離合、りごう、リ~ゴ~ウ~…」
と、語気を強めながら何度も繰り返すことで、
「道から落ちないように気をつけて~」とか、
「すれ違う車とぶつからないように~」という意味をしっかりと込めます。
「すれ違い、すれ違い、すれ違い~」…。
言いにくいし、伝わらないかも…。
運転者に更なる注意を促すにはもってこいかもですね~。
あ~、全部使ってる~!熊本を離れて暮らしていますが、ちょっと聞いたりしただけですぐ熊本弁に戻ります(笑)車の熊本弁もわかるのですが、私的には『ばっ!』がツボでした…(笑)今でも実家に帰った時にしょっちゅう使います。
「ば」は基本ですよね!
「ば」より「ぶぁ」の方が発音としてはリアルですかね…。
かなり強めに言うのがコツですよね(笑)最近は熊本人もあまり『ばい』や『ばってん』を使わないって言われてますが、実家は田舎のほうなのでバリバリ現役です!言葉が荒いのか、熊本市内に住む姪っ子たちは私と母の会話を聞いて『ケンカしている!』と思って固まっていました(笑)
ありゃ?
離合が方言(?)っぽかったとは!!
知らんかったです。
でもそれは肥後弁というより九州弁っぽい?
皆に聞いてみよかなあー
こんばんは。離合って、すれ違いという意味で使ってました(^^;山道の狭いとことかで車にあったら、少し広めの所までバックして道を譲ったり、逆に譲られたりしますが、その場所を離合する所と使ってます。山道の話になると、『あそこら辺は、離合するとこがなかもんな~』といいます。TVで、盆正月などの渋滞を見ると、つっかえとるね~といいます。あと、やっぱり、右さん、左さんとよくいいます。道を聞くときも、「右?左?」じゃなく、「右さん?左さん?」といいます。時々は、探し物をしてるときに聞くのも、「上さん?下さん?」といいます。外も外さんといってます。子供に「裸足で外さんでなんなよ」といったり(^^;道にも道さん。道路もたまに道路さん。畑も畑さん。田んぼは「たんなか」とか「たんなかさん」畦道はあぜさん。家もたまに家さん。車もたまには車さんになります。どこかを指差して、「あそこに持っていって」を「あすこさん、もっていきない」ともいいます。たまに、炬燵も炬燵さんになったり…もしかしたら、何にでもじゃないけど、さんをつけるのは球磨郡だけかも(^^;ついでに、縁側を『おえん』急須を『ちょか』小皿を『手塩皿』ともいったりします。