言葉の力


熊本地震から5年。
言葉の力に魅せられて
アナウンサーとして言霊を信じ仕事をしてきてはいましたが
あの時は
本当に気持ちのこもった言葉で伝えられているのか?
自信を持て!
いや、自信を持ちすぎるな!の繰り返しだった気がします。
あの時、
人はそれぞれができることを探していたと思います。
復興ボランティアの方々は
全国から続々と来熊。
会社近くの公園に集合場所があったのですが
本当に毎日頭の下がる思いで、
心からの感謝の気持ちだけをしっかりと送っていました。
スポーツ界では
子供たちの笑顔を取り戻そうと
足しげく被災地を訪れてのボランティア活動の日々。
親も子も皆が救われたことと思います。
これもまさに熊本アスリートの力なんですよね。
お店は営業できずとも
子どもたちが喜ぶお菓子は作れる!
そんな思いの中で
小学生以下無料の看板を見た時は涙が出る思いでした。
自分のことよりって
こうゆう時に考えられる人ってやはり凄いです。
我家でも
なにかできることはないかと
妻は復興支援でガマダセブレスレットを制作。
家族3人で写真を撮り、
売り上げ利益は全て復興義援金として熊本県へ送りました。
小さな息子の手がその時を物語っています。
私自身も
とにかく伝えるべきことをと
あの時の私にできる精一杯の思いを込めて
足を震わせながら『支えあおう熊本 今こころひとつに』を発信しました。
顔が怖いって
何度も撮り直ししましたね(汗)。
負けんばい熊本!
これは
あのにみなが共有していた言葉の一つだったかもしれません。
いつの間にか
街中の様々な場所で見かけるようにもなり
この言葉に触れる度に
熊本県民魂のような思いが込み上げてきた気がします。
言葉の力…。
同じ言葉でも
その時その時で感じ方も変わるものです。
それでもブレることなく
自分の言葉に自信を持って
誤解なく物事を伝えることができるよう
しっかりとした行動を伴っていきながら精進しかありませんね。
明日は熊本地震本震から5年。
今日は改めてそんな決意の日にしたいと思います。


2つのコメントがあります

南区の肉じゃが

あの5年前、車の中に逃げ込みました。
突き上げて来る縦揺れ、地鳴りを伴う横揺れ疲弊していた時、RKKラジオから聞こえて来る
緊張したアナウンサーさんの声聞いていると
「あ~、この人のご家族は心配しておられるだろうなぁ~、スタッフの方々も
家に残してきたご家族の事を心配しているんだろうなぁ、今、私達を元気づけている声
言葉は、ご家族や、自分自身にも言っているんだろうなぁ・・帰りたいよね」と思ったり
「先ほど、震度5弱の・・・」とか「震度4の余震が」と言う声に
「いや、いや それは3~4個前の揺れの事だから・・・」と余裕が出て来たのか
ラジオに向かって突っ込みを入れていた記憶があります。
アナウンサーさんの語りかけるような「落ち着いて行動してください」の声に
「はい!もう落ち着きましたよ、夜が明けて来ましたよ。お片付け頑張るバイ!」と車のドア開けて、冷たい朝の空気を胸いっぱいに吸い込みました。
あの時は、そうして今も「ありがとうございます」

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キムカズ

とんでもないことです。
それぞれのやるべきことや使命というのはあるからですね。
いっぱいいっぱいの中
錯綜する情報をしっかり整理してお伝えできるよう日々精進していきます。
ありがとうございます。

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