数鹿流崩之碑展望所


阿蘇郡南阿蘇村
国道57号線沿いにできている
数鹿流崩之碑(すがるくずれのひ)展望所に行ってきました。
熊本地震で寸断され
新たな国道として復旧した国道57号線沿いにある展望所になります。
私が行ったのは
新阿蘇大橋が開通した3月7日の8日前。
開通記念特別企画取材の時だったのですが、
これを見た時は
やはりいよいよなんだって思いが込み上げていました。
これがその橋になります。
この記念碑のあるところから
少し熊本市内側に向かった場所に新しく掛かりました。
4年ほどの歳月での完成です。
日本の土木工事技術もホント凄いものがあります。
熊本を襲った最大震度7の大地震により、
この写真の目の前の山も大規模な崩落を起こしました。
それにより、
阿蘇大橋は崩れ落ち、
国道57号線、豊肥本線などの交通網は完全に寸断。
大学生1人の尊い命も奪われてしまいました。
その現場に建てられています。
ちなみに、
被災直後の様子はこちらになります。
息をのむような思いで
この現場周辺の取材をしたことは今でも忘れません。
この地の名から数鹿流(すがるながれ)と命名され
記念碑が建立されたとのことです。
この展望所は
駐車場も広くとられているので
阿蘇方面へお出掛けの際に
少し立ち寄ってみてもいいかと思います。
県内外を問わず
多くの方に何かを感じてもらいたいですね。
目の前には
震災遺構として
旧阿蘇大橋もあの時のままの姿で残されています。
つらい過去ですが
この橋げたを見ることで
険しい自然に対する人々の挑戦の記憶にしなければと感じます。
既に開通していますが
こちらが新阿蘇大橋になります。
阿蘇の道路網の復旧は一つの区切りを迎えたそうです。
復興復旧は
今や熊本地震災害のみならず
未だ熊本県内のいたるところで続いているのが現状です。
日進月歩で
少しでも歩みを進めていることの実感から
自然災害に対する教訓や悲しみ、
を一つでも多く積み上げていければと感じます。


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