熊本地震から4年…

熊本地震発生のあの時から
今日で丸4年です。
前震や本震という言葉すら知らず
時間を追うごとに
ことの重大さと深刻さを感じながらマイクに向かっていた。
2016年4月14日の夜でした。
2日後の4月16日には
本震と呼ばれる大地震が再び発生。
被害は更に深刻な状況となり
熊本城も踏ん張り切れなかった状況があらわになってしまいました。
現実として受け止められない自分がいましたね。
恐怖と不安に
口惜しさと寂しさも加わって涙が出ました。
日常が奪われるという非常事態。
違うようで違わない
新型コロナウイルスと戦う現状と似ています。
余震に恐れながら
家族や仲間を守ることに皆が必死でした。
『負けんばい熊本』
言葉って、
目に見えない力というか勇気をくれます。
熊本県民としては一番心に届く言葉だったかもです。
私たちも
放送を通して発信し続けました。
『支えあおう熊本 今心ひとつに』
被災者皆の心を一つにして難局に向き合うしかない。
一人一人ではどうしようもない。
絆を通して熊本県民の底力を今こそみせるばい！
そんな思いからだったかと思います。
状況が違えども
全県民、全国民、全世界的に向き合い打ち勝つ。
そんな状況に今まさにおかれています。
あの時もそう思い励ましあってきましたよね。
明けない夜はないって…。
簡単なことではないけれど、
不自由なことも、
苦しいことも人それぞれ沢山あるけれど、
やはり、心ひとつに『負けんばい熊本』と『支えあおう熊本』です。
熊本城の復興復旧も着実に歩みを進めています。
100年に一度といわれている大震災。
新型コロナは100年に一度の疫病ともいわれています。
またかとは言いたくなりますが
この試練を乗り越えた先には
また新しい喜びや感動がきっと待っているんだと信じています。
熊本地震発生から4年の今日、
まさかこのような状況で迎えるとは想像しませんでしたが、
他人事ではなく、
自分事として考えて、
試練を糧と思える気持ちでコロナに負けんごついくしかですね。
熊本地震でも
日常を奪われ傷つき
犠牲になられた方も多くいらっしゃいます。
今夜は心静かに祈ります。