行幸坂から天守閣 Tweet Posted 2017年4月23日 by キムカズ 桜の開花前・・・。熊本城の立ち入り禁止エリアに取材で入りました。今回は行幸坂から天守閣までのリポートです。正直、緊張してました(汗)。ちなみにこちらが熊本地震発生直後の様子です。先ほど私が立っていた同じ場所から撮った写真になります。南大手御門あたりの石垣が完全に崩れてしまっていました。近寄りがたい思いがありましたね。では、まずは行幸坂を上がってすぐの分岐点です。現在は一般通行は規制されているエリアです。崩れてしまった石垣は未だ手付かずの状況のようです。桜は咲いているんですけどね。行幸坂の中腹。左手に建つ南大手御門は鉄骨で支えられていました。下の石垣は崩れ落ち空洞のような状態。このルートはトラックなどの通行のため早期の応急対策が行われたのだと思います。この光景は正直、ショックと動揺が走りました。熊本城天守閣広場への入口です。何か違いますよね・・・。そうなんです。頬当御門があったところです。復旧作業においては仕方がないこと・・・。作業車用の長いスロープが作られていました。頬当御門は解体されそこに走るコンクリートの道。確かに、これがなければ天守閣周辺の工事は進みません。早くとは言いません。ただ、以前の姿に戻るまでを見届けたい思いでいっぱいです。スロープから見る西大手門周辺の様子です。二の丸広場に繋がるルートの入口になりますね。石垣の崩落によって櫓も傾いてしまっています。少しずつの復旧作業は行われていました。こちらは、頬当御門の先にあったクランク。お城に攻め込む敵の勢いを止めるためのもの。上から見るのは初めてになりますがなるほどですね~。この位置から攻撃を加えお城を守ってきたわけなんですね。スロープを進み左手に見えた宇土櫓です。加藤神社側から見ることができますが規制エリアから見るいわゆる宇土櫓の裏側はかなり傷みが鮮明です。表向きは大丈夫そうなのに・・・。必死に気張ってる感じ。何かのメッセージが発せられてるような気がします。ありがとう。そして、熊本地震以降初めて目の当たりにした熊本城の天守閣です。遠目で見る状況とは違いました。天守閣を支える石垣が歪んでいるようにも見えます。瓦の屋根からは草が伸びています。しかし、絶対に崩れないという熊本県民に向けた力強いエネルギーも感じます。痛々しさはありますが、堂々たる姿から感じる迫力は健在のような気がします。難攻不落の熊本城。熊本地震で傷ついたもののやはり復興のシンボルとしてのメッセージを感じます。弱さは見せたくない・・・。悲しんでいるだけでは駄目なのかもしれませんね。5月からは復旧工事のため天守閣も覆われてしまうそうです。これも元の姿を取り戻すため・・・。長い歴史からしたら一時のこととして…。熊本県民皆でベールがとかれるのを見届けましょうね。 Tweet コメントを残す コメントをキャンセル
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