農業への思い


熊日夕刊で連載中!
毎週土曜の一筆。
昨日もばっちり投稿しました。

熊本地震復興支援チャリティコンサートから・・・。
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タイトルは『今ここに生きている』です。

先月末、湯前町の栄立寺で、
加藤登紀子さんの次女Yae(ヤエ)さんの
熊本地震復興支援ライブコンサートが行われました。
16052860高台に建つお寺からは奥球磨の風景が一望でき、
本堂から優しく響く歌声が
静けさ漂う街中に自然に溶け込んでいくような
とても素敵なライブでした。
16052856実は、半年前にも同じ場所でライブがあり、
私も昨年に続いて司会でお邪魔しました。
今回のライブは「また来年必ず会いしましょう」との約束が実現したもの。
ただ、今回はYaeさんや主催者の思いでチャリティに変わり
チケット代は全て熊本に寄付されることになりました。
16052801Yaeさんは
4月1日に「Yae alive ~今ここに生きている~」をリリース。
そこには東日本大震災の日に誕生した赤ちゃんをテーマにした曲、
飯舘村の復興を応援する曲も含まれています。
大地震を経験した東日本や熊本、
そして彼女との不思議な繋がりも感じます。
16052857彼女は千葉県鴨川市で農業も営み、いわば半農半歌手の生活。
南阿蘇村のおあしす米生産農家にも友人がいて、
被害を受けた熊本の農業に対してとても心を痛めていました。
一方で、前向きな考えも話してくれます。
「農業ボランティアの支援の輪が広がる」
「後継者不足に悩む農業の世界に若者が触れるきっかけになる」
「食やライフラインを失った経験を糧に」
「農業やエネルギーの大切さを改めて知る機会」などのことでした。
 20160529_767362ふと思うのは
私達は生きているのではなく、
便利な世界で生かされているのかもしれない・・・。
今は土に触れ生命の原点を感じ、
誰もが思った便利な中での日常の有難さ。
改めて考える機会なのかもしれません。

全てを前向きに考えることは難しくても
今回の被災経験で
更に発展した熊本へ生まれ変わっていくには
ピンチをチャンスに!という発想も大事なのかもしれませんね。


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