会社ではそんなことはないんですが、
家に帰り
テレビを観ていると
涙が出てきます。
被害の凄まじさはもちろん、
被災現場に向って家族の名を呼ぶ被災者。
避難所からの悲痛な訴え。
また、
過酷な状況下で
必至に救助にあたる自衛隊や災害救助隊の姿。
刻々と変化する原子力発電所の状況。
被災地にいる人たちは
皆、命がけで懸命に試練に立ち向かっている。
それを思うと、
今、私は、
計り知れないほどの
試練と直面している状況ではないのですが、
連日の災害報道を観ていて
辛く感じ、苦しくも感じてしまう。
また、
そんな思いにしかなれないのが情けなくも思うのです。
職業柄おかしな話なんですが
まだ自覚が足りないということなのでしょう。
東日本大震災以降、
考えれば考えるほど
自分自身、
常に何かを試されているのではないかと感じます。
「神はその人が乗り越えられない試練はその人には与えない」
私にできることといえば、
私自身の日常の行動一つ一つを同じ試練と捉え、
全てが良い可能性に繋がると信じるしかない。
大したことはできなくても
「無形の力」に疑いを持たず、
「辛い」、「苦しい」は置いといて、
今すべきこと、できることを考え、
行動していくしかないと思うしかありません。
まずは
いつ放送があってもいいように…。
今は熊本でできることの情報を収集中です。
番組でお知らせしたいのですが、
そうもいかない状況なのでいた仕方ありません。
熊本のニュースでは報道されましたが
これまでもお知らせしている通り、
義援金や寄付金は県内いたるところで行われています。
一方、
支援物資に関して
動き出している自治体もあります。
番組スタッフで
熊本県内45市町村全てに問い合わせました。
昨日時点では、
<上天草市>
<球磨郡錦町>
<宇土市(NPO法人青年協議会)>
http://seinen-kyougikai.jp/wp/?p=27951
<菊池郡大津町>
http://www.town.ozu.kumamoto.jp/view.php?pageId=6229
となっています。
被災地の受け入れ態勢が整えば
熊本県主導で各自治体の動きも変わってくることと思います。
支援物資をと考えていらっしゃる方々は
今後の情報もチェックしてください。
最後に、
為末大氏がブログで言っていました。
「アスリートは体をつくっておけ」と…。
そんな思いを胸に
今朝のスタジオの様子をのぞいてきました。
ご存知の通り
先週の金曜日から稼動していません。
このスタジオに照明が入った時、
出演者全員、
番組に携わるスタッフ全員が、
試されている自分を乗り越えるために、
そして、
県民の皆さんも乗り越えてもらうために放送に挑みます。
昨日から
番組のプログラムが変わってきました。
派手なものは自粛し、
タイミングや時間帯を考え、
放送局として
視聴者の気持ちへの少しずつのアプローチが始まっています。
「こんな時に…」
「こんな時だからこそ…」
様々なご意見がおありでしょうがご理解下さい。
「夕方いちばん」再開は未だ決まっていません。
ただ、
体と頭と心はしっかりと暖めておきます。
試されている自分を克服するためにも…。