熊日新聞にも掲載されていましたが、
昨日は水俣市で「もやい音楽祭」が行われ、
実は私、僭越ながら司会のお手伝いをさせていただきました。
私は去年に続いての参加です。
水俣病被害者や障害者の詩に曲をのせて発表。
今年応募いただいた中から入選した作品が表彰&披露されました。
作詩と作曲の部門は応募で分かれています。
応募作品の詩を読んで自分の曲を付けてみたという作品も多く、
会場で作詞者と作曲者が初対面することや、
自分の詩についた曲を初めて本番で聴く…、
という方も結構いらっしゃいます。
そんな新鮮な出会いがこのイベントの魅力の一つかもしれません。
人と人とのつながりを音楽が垣根を越えて結びつける…。
様々な出会いの感動が舞台裏やステージ上で花開きます。
司会をしているとこのイベントのそんな意義深さを実感します。
本番は写真を撮る暇もないので、
ちょっとリハーサル風景でも…。
こちらはオープニングを飾った秀岳館高校の雅太鼓。
華やかで力強い演奏にかなりの力をもらえます。
筋ジストロフィー患者の藤本さん!キーボード暦は13年だとか!
自身が作詞した、
夢を夢で終わらせないという曲「Dream]を熱唱です。
楽しいMCトークも炸裂で、
本番中のステージで用意していたサインまでもらっちゃって私がドギマギ…。
当事者のみならず、
全ての人が、
避けるのではなく、現実を知るということも必要でしょう。
差別や偏見という言葉ではなく、
真正面から向き合い支えあっている人たちの経験や思いを、
見聞きすることだけでも充分です。
人と人をつなぐ試み、そんな「もやい」精神の音楽祭。
来年の第4回開催に向け皆の再会を誓って幕を下ろしました。