さて、
様々な肥後弁を紹介する
キムカズの気まぐれ肥後弁講座!
今回は『色』に関する肥後弁あれこれと行きましょ~う。
早速!
まずは『黒』!
ほらほら、アザまでできてしまって、
痛そうですね~。
どこかに打ち付けてこうなっちゃいました…。
『青』じゃ~ないんですよ!?
そう!
熊本では迷わずこの状況を、
「アオタン」だとか「アオアザ」ではな~く!
こちら!
全県的に「くろちがよる」となります。
『黒』は分かるとしても
何が寄ってきているのかは不明です。
さて、
続いては『青』!
物事がうまくいかず呆然としたり、
具合が悪く顔色がさえない様子だったりを…、
「あおざめている」
な~んて表現ではまだまだリアル感に欠けるのか、
肥後弁では、
このような様を全般的にこう呼びます。
「あん人は、こんあいだ、たいぎゃ、あおたれよってから・・・」
いわゆる
「あの人は、この間、それはたいそう顔色を悪くして…」
といった意味になるでしょう。
ただ、
「あおたれ」の方が、
「あおざめて」いた状況がよりリアルに伝わる気がします。
ではでは、
最後に『黄』。
こちらは、お馴染み卵の黄身(きみ)。
肥後弁では、
これを、ほぼ満場一致で「きなみ」と言います。
なんと!
「き」と「み」の間に、
「な」が入るんです。「な」が!
確かに…、
「きなこ」は「黄粉」と書いて、
「な」が全国共通で入ってはいますが、
「黄身(きみ)」に「な」が入るのにはサプライズ熊本!
熊本では、
「黄身」は「きなみ」!
「黄色の線」は「きなせん」、
「黄団」は「きなだん」と呼びます。
しっかり覚えておきましょう。