Categories: 肥後弁講座

いっちょん

さて、

熊本県内外の方に幅広く興味を持っていただこうと、

遂に番組でもオープニングコーナーとなった?

いや、強引にコーナー化にしてしまった「キムカズの気まぐれ肥後弁講座」!

第2弾っす。

「いっちょん」

共通語でいうと、

「全く、本当に、ひとつも、ちっとも」

といった意味になります。

実用例としてはこちらかな…。

ただ、ここからが肥後弁の真骨頂です。

同じ「いっちょん好かん」でも、

言葉の抑揚と表情の付け方次第で意味が全く違ってきます。

ですよね~!

この「いっちょん好かん」は…?

そう!

ひとっっっっっっつも!好きではない。

いってみれば「嫌い」という意味でしょう…。

表情で充分伝わります。さすが、なお美さん!

た~だ、

こちらの「いっちょん好かん」は…?

(モジモジ)…も~いっっっっちょん好か~ん…(モジモジ)って感じですかね。

明らかに、

好きで好きでしょうがない「いっちょん好かん」でしょう。

可愛いかどうかは別にして…、

完全に甘えています。

同じ「いっちょん好かん」でも二つの意味があるので、

勘違いせず聞き分けてください。

ちなみに、

来熊して間もなき頃、

私はモジモジ版の「いっちょん好かん」を言われ、

熊本女性の肥後弁にノックアウトされました。

「なんで会えんと~。忙しいと~。も~う、いっちょん好か~ん(モジモジ)」

って感じです。

県外人は間違いなくやられます。

お気を付けを…。

さらに、ちなみに、

「全然分からない」を肥後弁では、

「ちっとも美味しくない」を肥後弁では、

これらには、読んだままの一つの意味しかありませんので、

そのままお使い下さい。

キムカズ

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キムカズ