熊本城の飯田丸五階櫓
奇跡の一本石垣で注目されています。
先日の熊本城取材。
普段は入れないエリアでの取材もできたため
熊本地震後初めて
目の当たりにすることができました。
こちらは熊本地震本震直後の飯田丸五階櫓です。
「よくぞ崩れずに支えてくれた・・・」
そんな思いと同時に
「この一本の石垣のように最後まで諦めない」
そんな強い気持ちにもさせてもらいました。
一本の石垣で支えられた櫓が
後から伸びる鉄製の大きな腕で支えられています。
こうでもしないと
建物が崩れてしまいそうですからね。
行幸坂から見た飯田丸五階櫓。
熊本城本丸防衛の要所の一つ。
ギリギリですがそう簡単に崩れはしません。
いや、崩れるわけにはいかなっかたのでしょう。
ホントがんばってくれました。
これもかなりリアルな感じがします。
手前で支えるには
後ろ側にはその何倍もの鉄の柱が組まれているんですね。
当然の事なのでしょうが
見るのと聞くのとでは感じ方が違います。
現代建築技術の迫力ですね。
熊本城周辺の櫓を支える石垣は
四方が本当にしっかりしているというか
飯田丸五階櫓に限らず
奇跡の一本石垣状態のものが数多くあるんです。
戌亥櫓だと思うのですが
こちらも似たような状態になっていますよね。
この鉄の腕・・・。
櫓全体を支えているのではないそうなんです。
完全に支えてしまうと
一本石垣の方が緩んで崩れてしまうとのこと・・・。
支えているというより
床のすぐ下に鉄の腕が伸びているとのことでした。
なるほどですね。
飯田丸五階櫓下の広場では
肥後六花の一つ
肥後芍薬も大輪の花を咲かせていました。
時間は掛かるでしょうが
一般開放を肥後六花達も待っているようです。
熊本城一口城主も募っています。
全国からの支援が必要です。
支援が必要なのはお城だけではありませんが
熊本城の現状を伝えることで
熊本の現状を知る機会にしていただけるといいとも考えます。