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舞う・這う・唸る

キムカズ独自分析の熊本弁語録の第3弾です。

熊本弁には標準語にはないパワーと独特の表現力があると思います。

その一つに、

美味しさ、暑さ寒さ、大変さ、綺麗さ、などなどの状況を、

「舞う・這う・唸る」などを使ってよりリアルに比較表現をグレードアップさせます。

例えば…、

これはスタッフがお土産で買ってきた岡山名物の「きびだんご」。

ふんわりとした口当たり、甘さ控えめでとても美味しいですよね。

これが、「まあまあ美味しい」という時は、

這ってでも次を食べたいということなのでしょうか?

「はうごつ旨か~」なんて…。

これが、それ以上に美味しい時は、

舞い上がるほど美味しい!という喜びからなのでしょうか?

「まうごつ旨か~」なんて…。

これが更に、更に、更に美味しい時は、

思わず唸りをあげるてしまうほど…ってなことでしょうか?

「うなるごつ旨い!」。なんて表現します。

どうです?

これを私は熊本「はうごつ、まうごつ、うなるごつ」3段活用と呼んでいます。

あくまでも私が勝手に言っているだけですが…。

実は…、更に上の表現を聞いたこともあります。

「なばんごつ」「やまんごつ」「おにんごつ」なんて具合に…。

ちなみに私の知りうる最上級は「おに(鬼)んごつ」かな~。

鬼も驚くほどの!?

どのくらいのものなのでしょうか?

彼にでも聞いてください。

おっと、偶然にも「きびだんご」と「鬼」の話に…。

お後がよろしいようで…。

キムカズ

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キムカズ