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益城町で・・・

熊本地震以降、
県内をでき得る範囲で巡ってきていますが
先日、再び益城町に行きました。
益城町役場は
昨日からようやくプレハブ庁舎での業務が再開。
本当に一歩一歩なのが現状。
住民も自治体も今なお大変な時間が続いています。
益城町は
未だ15の避難所2000人以上の避難者が身を寄せています。
家を失ってしまった被災者の
罹災証明書の発行や保健のことなど
調査にも時間が掛かり全てが順調に進んでいるわけではありません。
皆ひっしの日々を送っています。
益城町は震源地に最も近く、
被害がもっとも深刻だった場所。
震災から2ヶ月が経とうかという現在ですが、
住宅街の様子はあまり変わってはいません。
復旧・復興のペースはそれぞれですが
まだまだ熊本地震からの復興には時間が掛かりそうです。
県道28号線沿いの被害も相当ですが、
そこから少し路地を入ると風景がまた違います。
住民の方の気持ちを思うと、
ここで何を感じ、何を発信するべきか・・・。
少し混乱します。
それでも地元の方の多くは普通に話しかけてもきてくれます。
思いを込めた言葉で応えるのが精一杯でした。
これからは
いかに細かなニーズに応えていけるのか・・・。
これは町役場だけではなく
考えていかなければならないことかもしれません。
私も同様です。
しっかりと今の熊本の現状として向き合います。
この日は
近くの学校に通う児童や生徒が
ヘルメットをかぶり家や避難所に帰る様子も見られました。
買いものをしたお店では
以前お会いした方との偶然の再会。
いろいろ話ができました。
みな地元でしっかりと生活再建を目指しています。
益城町役場には
今月から「復興課」「環境衛生課」が新設されました。
また「住まい支援係」「生活再建支援係」も設置されています。
全てが新たな生活のため、
元の町、新たな町を取り戻すため…。
一日も早い被災者の日常の復活、
そして町の復興が果たせる日を心から願うばかりです。

熊本の復興はまだまだ続いています。

キムカズ

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キムカズ