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今心ひとつに!

4月から連載している
5月14日(土)の熊日夕刊の一筆。

「民放が結集!」

熊本の民放各局が共同で熊本地震復興応援メッセージ
「支えあおう熊本・今こころひとつに」を発信しています。
撮影には私も加わりました。
民放各局のアナウンサーが顔を揃えるのはやはり稀なケースです。
熊本地震発生から一ヶ月。
震災発生で感じた地震の恐ろしさは簡単には拭えません。
ただ、
辛い現実の一方で熊本の郷土愛の強さ、
人の優しさや弱さ、
日常の有難さなど様々なことに改めて気付かされ、
負けてたまるかという気にもなります。
復興と一口に言っても、
今の熊本はお金や物がなければ為し得ない厳しい現実にも直面しています。
ただ、
そこにもう一つ大切なアクセントとなってくるのが人の心。
「支えあおう熊本・今こころひとつに」には、
そんな無形の力にも思いを込めた言葉です。
熊本には
『どぎゃんかなっど』という方言があります。
これは「多少のことには動じない気質」に加えて、
「人に頼らない性分」という意味も垣間見えます。
『もっこす』も同様で
「頑固者」というイメージだけではなく「芯の強さ」も含まれています。
『でけたしこ』「あまり多くを望まない・・・」という
熊本らしい熊本の言葉のように感じています。
ただ、
復興に向き合うこれからの熊本において
良い面にも厄介な面にもなりそうな気も・・・。
時には人に頼ることで皆が救われることもある。
震災という経験を共有できる人々の思いを信じ、
心ひとつに皆で動き支えあう気持ちも
新たな復興の力に繋がることもあるかもしれない。
民放が共同でという試みも
そんな「今心ひとつに」の表れなのだと思います。
最近は「感謝」という言葉が心に沁みています。
しかも、
特に復旧・復興で大変な被災者の方々から多く聞くんです。
目頭が熱くなります。
熊本は震災前よりも更に強く、
魅力ある県に生まれ変われることを確信しています。

キムカズ

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キムカズ