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接頭語の『うっ』

肥後弁講座と参りましょう!

今回は動詞の前に付く強意の接頭語

「うっ」

いわゆる表現を強調したい時に使います。

その前に、

肥後弁の「うつ」はよく勘違いされがち…。

「うつ」とは、

「たたく」「なぐる」という意味になります。

「ぬっしゃ!うたるっけんね~」

なんて言われても、

決して鉄砲で撃たれることはありません。

ご安心を…。

私は最初ちょっとびびりました。

では本題に戻って、

「うっ」の実用例をいくつか…。

まずは、

「うっさめる」

下記にある通り、

二つの意味がありますが、

本当に冷めています。

あるいは本当に関心がなくなっている時に使います。

恋人と別れた後の言葉。

「あ~あ~あの彼にはとっくにうっ冷めとるもん」

元に戻ることはなさそうです…。

「うっだす」

鼻血などが突然出てきたら驚きますもんね~。

その驚きにリアル感が増しますね!

「うったまがる」

漢字であてると「打魂消」。

魂が消えるくらいですから、

驚きの度合いが「うっ」が付くだけで全然違います。

さすが肥後弁!

「うったつ」

お洒落をしている人の様を「うったちばれ」なんていいまね~。

「お~!今日はたいがなうったっとんね~」

なんて…、

他にもあれこれ気になる隊?

本当にいろいろあります。

熊本で物事を強調したい時は、

全ての動詞に「うっ」を付けてみましょう!

これであなたも肥後弁マスター!

「あなたのことがうっ好きです」

「お腹がうっいっぱいだ~」

これらは間違いです。

熊本の人が「うったまがります」

キムカズ

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キムカズ