令和2年7月豪雨災害から一年です。
取材で球磨川沿いと辿って八代から人吉へ向かいました。
肥薩線が走っていた球磨川第一橋梁。
ここに新たな橋が架かるまでは
まだまだ時間が必要だという現実を見た気がします。
線状降水帯による集中豪雨により球磨川が氾濫。
河川流域は甚大な被害をうけ
沢山の大切なものが奪われてしまいました。
ただただ無力感しかありません。
写真は一年前のものです。
長い歴史の中でその恩恵を受けながらも
大自然との共存共栄は
時に自然災害という猛威にさらされ
私たちの日常生活が脅かされてしまうことがあります。
これも一年前の写真になります。
被災者となってしまっても
まずは命があったことに感謝をし
このままではいけないという思いを強く持って、
家族や仲間、自分自身はもちろん
地元の将来のためにと
災害前の生活を取り戻していかなければと
日々奮闘している方々にお会いし話も聞いてきました。
人吉で人気の餃子専門のお店。
被災前に伺ったときの写真になりますが、
豪雨災害で店舗兼家屋を失い
現在はお店もなく更地になってしまっています。
場所も看板も変えず
テントを張ってテイクアウト専門でお店を復活させています。
ご主人曰く
いろんなこんちくしょうはあるけれど
お客様が来てくれる限り
自慢の味わいを生み出していく決意だと話してくれました。
こちらは人吉駅前にある
人吉復興商店街『モゾカタウン』になります。
豪雨災害で
家屋や店を失ってしまった方々の復活へ向けての商店街。
下を向いてばかりはいられないと
多くの方に注目して頂くためという思いでの
商品開発やイベント企画に余念がありません。
ホント皆さんが気張っていらっしゃいます。
この商品もインパクトありましたね。
いろいろ食べてもきましたが
一度ではこなしきれない程なんで何度か行かなんです。
起きてしまったことは取り返せない…。
悔しさや悲しみを堪えながら、
多くの支援に感謝して
あの時の生活やあの時の姿を取り戻していこうとされています。
今日という日は
何かを感じるだけでも
被災者と支援者の絆に繋がることを信じて
復興復旧への思いを届けていくことが大切なんだと
改めて感じ得る日にしたいと思います。