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敬意を込めて・・・

熊本のアナウンサー
いわゆる
在熊アナウンサーには深い繋がりがあります。
テレビ、ラジオ、民放、公共などの垣根をこえ
年に一度
在熊アナウンサーの勉強会&懇親会が行われています。
ただ、
これって珍しいことのようなんです。
全国でアナウンサーを経験している
NHKのアナウンサーの方々からなんですが
そのような
アナウンサーの勉強会といった類のものが
長い歴史に渡って定期的に行われているのは熊本ぐらいだろう…。
との話をよく聞きます。
私からすると入社当時からあってきているので
それを聞いて逆に驚いたくらいですが
在熊アナウンサーの先輩方が築いてくれた
大切にするべき伝統といえるかもしれません。
ちなみに
今年は年度明けにNHKが幹事となって行われ
『金栗四三』を何と読むのか?
各局の様々な見解を知り
多岐にわたる意見交換が行われました。
時には局によっての認識が違っていても
それぞれの考え方や捉え方を
各局が各局のことを知った上で放送もされてきています。
局が違えばライバルでもありますが
アナウンサーとして
切磋琢磨しお互いの成長を喜び合える環境にもなっています。
あの時もそうでした…。
熊本地震発生後、
民放各局のアナウンサーが集い
『支えあおう熊本 いま心ひとつに』メッセージを発信。
災害報道のみならず
熊本県民へ伝えたい共通の思いを言葉にのせました。
あの時の思いは
今も風化することなく継続しています。
あの時、
民放各局の代表が集い
そういった気持ちを語り合えたこと…。
我々も支えあいの精神で勇気をもらえた気がしています。
先輩もきっとそうだったと思います。
ご存知の方も多いと思いますが
昨日知らされた突然の訃報…。
なにかと相談にのって頂いてきた方でもあります。
いつも明るく、優しく接してもくれました。
懇親会では
先輩後輩なく柔らかな雰囲気を作ってくれていました。
何がなんだか…、
心の整理がつかないまま時間が経過しています。
私なりのお別れをするしかありませんが
沢山の教えを思い出に変えず
心と頭の中にしっかりと残していきたいと思います。
在熊アナウンサーの兄貴へ
早すぎですよ…。
未だ信じられない気持ちですが
多くの熊本県民の記憶に残る先輩アナウンサーとして
敬意を込めて
心からのご冥福をお祈りいたします。

キムカズ

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キムカズ