熊本地震の本震発生から一年です。
「前震」と「本震」
正直いって
初めて聞く言葉でした。
未だに、
あの時の恐怖心は拭えきれません。
ただ、
熊本城を見る思いは少しずつ変わっています。
悔しい思いや悲しい思いを巡らせることはやめました。
何度も紹介してきていますが
熊本地震で負った傷は深いものがあります。
それでも「よくぞ持ち堪えてくれた・・・」。
命あるものとして
大切なメッセージを伝えてくれているようでもあります。
5月からは復旧工事のため
しばらくの間、
天守閣はシートなどで覆われてしまいます。
20年ほどの時間が必要といわれています。
本当に一歩一歩なんですが
そんな完全復旧に向け
震災以降、毎日のように工事が進んでいます。
熊本地震直後の旧細川刑部邸前。
石垣が道路まで崩れてしまいました。
2月の熊本城マラソンのコースにもなりました。
立ち入り規制はありますが
少しずつ元の姿に向かっているんです。
このような状況が数多く見られるようになりました。
熊本県伝統工芸館前になります。
石垣も櫓も崩れ落ちてしまっています。
被害の甚大さがうかがえます。
本当におぞましい状況です。
これには驚きました。
新しい石垣が積まれている訳ではないそうですが
復旧が進んでいる証しでもあります。
先は長いでしょうが
復旧工事にあたっている皆さんの思いが
着実に積みあがっているようにも見えます。
熊日新聞の連載コラムを担当しました。
実は依頼があった時は
地震を全く想定していなかったので
予定していた内容は全て変更し
取材現場や仲間達の声を
感じてきたままの思いと言葉を使って綴ってきました。
多方面から感想もいただきました。
ありがとうございました。
妻はハンドメイドアクセサリーで復興支援。
アクセサリ作家のお仲間も集い
何百本もの「がまだせブレスレット」を製作。
売上金を熊本県へ寄付いたしました。
写真のモデルは私と妻と息子・・・。
息子はジャンケンだと思いパーを出しています(笑)。
小さい頃からお世話になっている方から
復興支援コンサートの司会の依頼がありました。
東京というところで
熊本の現状を伝え
沢山の支援をいただいた貴重な場になります。
お声かけに感謝の思いしかありません。
まさに地域スポーツの力。
ロアッソ熊本、再春館製薬所バドミントン部、
熊本ヴォルターズ、オムロンハンドボール部などなど・・・。
熊本地震以降、
特に熊本の子供達の笑顔を取り戻してくれています。
全ての被災者が
完全に日常を取り戻すのは大変なことです。
仮設住宅では孤独死という
つらい現実も起きてしまっています。
改めて
支え合いや地域連携の確認が必要な時なのかもしれません。
野球場が仮設住宅になっている所もあるんです。
来週は東京から友人達が来熊する予定です。
ここにも連れてきたいと思っています。
沢山買いものさせます!
食べてももらいましょう!
ここには沢山の同業の仲間達と来ています。
「できることはなんでも!」
と言ってくれるのが嬉しくてですね。
この日は街中での食事から
二次会が急遽ここになった時でしたね~。
いつも感じるのは
皆さんの明るい笑顔で私達が元気をもらっていること。
何ができるというわけではないんですが、
これからも
何かできることがあればという思いを持ち続け、
お互いがまだしていきましょうね。
沢山の支援を生み出しました。
熊本県民はそれに心から感謝しています。
今は言葉や思いでしか伝えられなくても・・・。
熊本の再建で応えるしかないと感じます。
ここに書かれた言葉が
まさにそれを象徴しています。
まだまだ
熊本地震から一年という時間しか経過はしていません。
長かった・・・。
あっという間だった・・・。
感じ方も様々あるかと思います。
これまでも、
そしてこれからも、
更に魅力ある熊本を創造していくために・・・。
私も私なりに
熊本を見つめ熊本の情報を発信します。