東日本大震災から今日で3年がたちます。
午後2時46分…。
本番前、控え室でテレビを観ていたら
目を疑う数字の地震速報。
大変な事態を直感し、そのままアナウンス部のデスクに戻る。
その後は、
次から次へとでてくる情報をまとめるのに精一杯。
被災地はいったい…。
想像を超える過酷な状況だったことは
あの時の現実が語っています。
通常の放送は報道特別番組でもちろん休止。
あの日から数日は家に帰ることもままならず
熊本という離れた地で
何をすべきか?何を伝えるべきか?を考えながら、
時間があっという間に過ぎていきました。
その後、番組は1週間の休止。
私たちはその間、熊本で動き始めている
災害復興支援などの具体的な情報をかき集め
被災者のために
熊本にいる私たちに何ができるのかをひたすら考える日々が続きました。
あれから3年…。
先日の報道で
充分復興を実感できている被災者が3割未満という数字を知りました。
記事によると
ハードのみならずハートのケアも充分とはいえないとか…。
確かに、
アベノミクスや憲法改正の話は国会ででてくるけれど、
被災地復興の言葉はあまり聞かれなくなった気がする。
報道されてないだけか?
2020年に向けての盛り上がりは分かるけど
東京五輪開催に向けての最重要課題は一体何なのか?
原発はやめるの?やめないの?
将来的に…。いつなんでしょうね…。
あれこれ語ると止まらなくなりそうですが、
日本の未来を明るく感じられないのは私だけなんでしょうかね…。
まあ、愚痴的なことはこれくらいにして、
今日思うことは、
国のためにではなく
個人として、
被災地のために考え実行できることは沢山あるしやっていきたい。
行動に起こせなくても
心の中で風化させないことだけでも大切。
改めてそう感じる3.11の日。
目を閉じ、3年前を思い出し、あの時間に黙祷を捧げたいと思います。