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日常への感謝

昨日の熊日夕刊「一筆」です!
熊日さんからの依頼で
4月から始めて毎週土曜の3ヶ月・・・。
残すところ来週のあと1回になりました。

『日常への感謝』

取材中のアクシデントで
両足に障害を抱えてから15年になります。
それまで当たり前のことが当たり前でなくなった想定外の日々。
(※ 入院生活中の様子です)
不安と恐怖でしかありませんでしたが、
そんな中でも前を向く勇気や励ましを多くの方から頂き、
家族の支えもあって今の私がいます。
(※ 何故かかめきちも負傷)
今回の震災は、
その経験とは違った非日常でもありました。
(※ 熊本地震本震後の自宅の様子)
足が不自由な私には
階段の昇り降りや車中泊の避難生活は健常者と同じ状況にはいかず、
全てが自分の身体との相談で
慎重に緊張感を持って日々を過ごすしかありません。
(※ 車中泊の日々が1週間は続きました)
それでも周りの頑張りを自分の使命にかえて
気張ることができています。
日常と非日常のギャップは相当なもの。
不自由な生活や時間は、
ある意味これまでの日常を
どう過ごしてきたのかを問われているような気さえします。
日常って本当に貴重な時間なのだと改めて実感します。
(※ 入院中の様子)
震災から2ヶ月、
被災者となった私たちの日常は、
地域によって、人によって様々です。
全ての被災者が一日も早くそれぞれの日常を取り戻せるよう願い、
自分にできることをしていくしかないと考えます。
(※ 8ヶ月の入院から退院できた時の様子)
久しぶりに思い出す「そなえよつねに」という言葉。
これは私が学生時代に長年在籍していたボーイスカウトの規範です。
キャンプなどでは常にこの言葉を実行し、
撤収の合図があるまで設営に追われ
全てのことに最後まで備えていたことを思い出します。
(※ 学生時代ボーイスカウトでの雪山キャンプ)
今の私は、
これまでの経験を備えとし、
魂を込めた言葉に変えて・・・。
まさに『一言入魂』の思いで熊本の情報発信に繋げています。
(※ 私の著書です)
全ては熊本の『再起可能』を信じて・・・。

最後は本の宣伝までしてしまいました。
真面目な思いばかりではらしくもないかな・・・、
なんて思ってですね。

けれど、
熊本の完全復興と被災者全ての日常復活に向けて・・・。
心から願い
私なりにできることをやり続けます。

キムカズ

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キムカズ