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五日目

4月14日の午後9時26分。
最大震度7を観測する地震が発生。
激しい余震が続く中
続いて追い討ちをかけるかのように
4月16日の午前1時26分頃に再び震度6強の地震。
県内に想像を絶する甚大な被害をもたらしています。
未だ入ってくる被災地の状況・・・。
辛いです。胸が痛みます。
可能性はゼロではなかったとはいえ、
熊本でこれほどまでの大地震が起きることは正直想像をしていませんでした。
東日本大震災以降、
緊急地震速報や地震災害報道に関しては
何度となくシミュレーションを行ってきましたが、
いざそれが現実となると生じる大きなギャップ。
会社はもちろん自分も試されている感じがします。
最初の地震発生の瞬間、
私は番組スタッフと食事中でした。
突然の大きな揺れと共に体が左右に振られ机にしがみつく。
悲鳴に加えグラスや皿が激しく割れる音。
かつて経験したことのない揺れの大きさに動揺は隠せず、
何が何だかの思いのまま、
気がつけば必死に会社へ向っている自分がいました。
辺りを見回すと建物の看板は落ち、コンクリートの壁が剥がれ砕けている。
しかし、まずはスタジオからの一報を優先しRKKへ直行。
到着したのは地震発生から約15分後ぐらいでしたが、
テレビとラジオからの第一報は既に伝えられていました。
正直、家族との連絡も取れないままの災害報道は心の切り替えも難しい。
けれど、その気持ちは皆一緒。
友人からは
「報道も大事だが、被災者に力を与える放送と情報も頼む」というメッセージ。
多くの支えを糧に
まずは少しでも有益で少しでも前に進める情報を発信し続けるしかない。

これまでも、これからが正念場の連続。
何かできることは?という
日本中から集まる前向きエネルギーも力に替えています。
大変ですけど、
熊本県民は堪えています。
情報交換を大切にし、支えあいの精神で向き合っています。
沢山のメッセージありがとうございます。
出来うる限りの情報発信につとめます。
今朝は車の中で朝を迎えました。
深夜の大地震でしたので暗いと不安になる方も多いようです。
日中にしかできないこともあるでしょう。
必要とされている情報にアンテナを張り
今日も気張ります。

キムカズ

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キムカズ