あれから二年・・・


熊本地震前震の発生から
今日で丸二年となりました・・・。
時に早く
時に遅く
取材などを通して見るものや聞くこと
そして、自分自身についても感じ方が日々様々です。
記憶や経験を風化させないために・・・。
私たち被災者は
まずあの地震によって
当たり前と思っていた日常を奪われました。
我家の台所です。
どこから手をつけようか・・・
しばらく眺めていたことを思い出します。
非日常の時間は
不安と恐怖でしかありません。
いってみれば
思うようにいかないことばかり・・・。
しかも家に帰るにも帰れない・・・。
家族なのか?
仕事なのか?
私自身も自問自答の日々でした。
熊本地震発生後
熊本には被災者同士で励ましあおうという
様々な言葉が
いたるところで見られるようになりました。
負けんばい熊本!
言葉からのエネルギーを感じますよね。
ただ、
時間の経過とともに
掲げられる言葉も変わっていったのです。
熊本県外からの復興支援の力・・・。
それに対しての感謝のメッセージになっていきました。
熊本の県民性の一つのような気がします。
涙しながら言葉の力を感じていました。
我々
民放4局からも共通のメッセージとして
『支えあおう熊本 今こころひとつに』を発信。
TKUの荒木アナウンサー
いつも私達の兄貴的な存在でした。
あの時に交わした
「キムカズ!共に熊本のために気張っていこうや!」
あの言葉は忘れません。
熊本は
熊本地震からの復興復旧の真っ只中です。
まだまだ進めていかなければならないことは山積です。
もちろん
それぞれの日常というものも
それぞれのペースで取り戻しつつあります。
全てにおいてといえないところが
難しいところではありますが
更に魅力ある熊本への創造的復興に向けて・・・。
今日という日を忘れることなく
語り続けていきたいと思っています。


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