日常への感謝


昨日の熊日夕刊「一筆」です!
熊日さんからの依頼で
4月から始めて毎週土曜の3ヶ月・・・。
残すところ来週のあと1回になりました。

『日常への感謝』

取材中のアクシデントで
両足に障害を抱えてから15年になります。
それまで当たり前のことが当たり前でなくなった想定外の日々。
(※ 入院生活中の様子です)
01080708不安と恐怖でしかありませんでしたが、
そんな中でも前を向く勇気や励ましを多くの方から頂き、
家族の支えもあって今の私がいます。
(※ 何故かかめきちも負傷)
01091700今回の震災は、
その経験とは違った非日常でもありました。
(※ 熊本地震本震後の自宅の様子)
16041681足が不自由な私には
階段の昇り降りや車中泊の避難生活は健常者と同じ状況にはいかず、
全てが自分の身体との相談で
慎重に緊張感を持って日々を過ごすしかありません。
(※ 車中泊の日々が1週間は続きました)
16041682それでも周りの頑張りを自分の使命にかえて
気張ることができています。
日常と非日常のギャップは相当なもの。
不自由な生活や時間は、
ある意味これまでの日常を
どう過ごしてきたのかを問われているような気さえします。
日常って本当に貴重な時間なのだと改めて実感します。
(※ 入院中の様子)
01080200震災から2ヶ月、
被災者となった私たちの日常は、
地域によって、人によって様々です。
全ての被災者が一日も早くそれぞれの日常を取り戻せるよう願い、
自分にできることをしていくしかないと考えます。
(※ 8ヶ月の入院から退院できた時の様子)
01102600久しぶりに思い出す「そなえよつねに」という言葉。
これは私が学生時代に長年在籍していたボーイスカウトの規範です。
キャンプなどでは常にこの言葉を実行し、
撤収の合図があるまで設営に追われ
全てのことに最後まで備えていたことを思い出します。
(※ 学生時代ボーイスカウトでの雪山キャンプ)
16011101今の私は、
これまでの経験を備えとし、
魂を込めた言葉に変えて・・・。
まさに『一言入魂』の思いで熊本の情報発信に繋げています。
(※ 私の著書です)
再起可能&一言入魂全ては熊本の『再起可能』を信じて・・・。

最後は本の宣伝までしてしまいました。
真面目な思いばかりではらしくもないかな・・・、
なんて思ってですね。

けれど、
熊本の完全復興と被災者全ての日常復活に向けて・・・。
心から願い
私なりにできることをやり続けます。


4つのコメントがあります

Mutsumi Hirata

木村 和也様
いつもFacebookやブログ、楽しく拝見しています。
実は木村さんが私の友達夫婦の披露宴の司会をされ、
直接お会いしたことがあるのですが、それとは別に木村さんの事故の時のレントゲン写真を千田先生に見せていただきました。
実は昨年、背骨に腫瘍があることを千田先生が見つけてくださいました。
足の痺れで、階段の昇り降りや歩行に支障が出て、最初にかかった病院で、千田先生がくださったのに、手術まで待つことになり、日に日に歩けなくなっていき、術後は一歩も歩けない状態からのスタートでした。それでも何とか歩けるようになり、仕事に復帰した1か月目の地震でした。
木村さんが仕事に復帰した時は、もっとよろよろしてたよ…なんて千田先生から励まされてます。
まだまだ千田先生のところにリハビリに通う日々ですが、私に出来る形で熊本の復興に力になれればと思う今日この頃です。

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キムカズ

そうなんですね。
いろいろな御縁もあるようで大切にしましょう!
千田先生は私の主治医です。
現実と希望をしっかりと説明してくださり
身体はもちろん心も治療と共に鍛えていただきました。
人と人との信頼関係も本当に重要ですね。
共に試練をできるだけ前向きに受け止めていきましょうね。
メッセージありがとうございます。

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南区の肉じゃが

私 再生可能も、一言入魂も 読みましたよ。
再生可能は 夫が入院したとき 患者さんに読んでほしくて 図書室に
寄付してきました。一言入魂は 我が家の本棚に置いてあります。

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